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2024年5月12日(日) 「宝塚市安倉上池で観察会」

今月は安倉上池とその周辺の田んぼで植物の観察です。

バス停集合なのですが、ここを通過するバス、1時間に1本!それに乗り遅れたら、別のルートで近くのバス停で降りて、そこから歩いてきてくださいと…無事全員遅れずに集合できました。今日の講師は水田先生です。
池の横に生えている雑草(カラスムギ?)の実を手に広げて・・・「ツバメみたいでしょ?これを飛ばして遊ぶんです」と。とにかく植物のことはよくご存じです。
 安倉上池は市街地にありますが、自然が豊かでたくさんの動植物が見られます。池の中央に橋があり、西側には以前水上ゴルフ場があったのですが、一昨年の12月に営業を終了したそうです。
 そしてきれいなキショウブの向こうに、ヌートリア発見!ちょっとわかりにくいですが、赤い矢印の先にいます。今までのところヌートリアによる生態系へ被害ははっきりしていないそうですが、旺盛な食欲によって水辺の環境を激変させるのではないかと懸念されています。
 橋を渡って移動、渡りきったところは以前は田んぼでしたが、整備され、今は半分ぐらいが宅地になっています。実は全面開発される予定だったのですが、先生方と市の調査の結果、田んぼでしか育たない希少な植物があり、半分を農地のまま残すことになったそうです。
田んぼは道路わきもあぜ道もコンクリートで区切られていました。田んぼに生える植物を解説される先生。この道を真っ直ぐ行ったところが公園になっていて、本日の観察会はそこで終了。雨が危ぶまれましたが、終わるまでなんとか持ってくれてヤレヤレです。

 <本日観察した植物>

左の写真の左:チチコグサ、右:チチコグサモドキ。右の写真:セイタカハハコグサ。チチコグサの仲間(含む:ハハコグサ)にはたくさんの種類があり、特徴を覚えきれない!
   

左の写真の手前:スイバの雌花、奥:雄花
右の写真は同じ株から採ったタンポポですが、片方は総苞片が反り返っていて、もう一方は花にそっています。交雑が進んだ結果だそうです。反り返っていれば西洋タンポポ、花にそっていれば日本タンポポと覚えていたのですが、それだけで見分けるのも難しくなりそうです。
  

ヌカススキ、右は花の部分を拡大したものです。先端から細い芒(のぎ)が2本出ています。これが1本だとハナヌカススキだそうです。 
   
 
ルーペじゃないとはっきり見えません。見ているのは、こちらも小さいイトツメグサ。
  

左:イヌムギ、右:ネズミムギ 
   

左:カスマグサ、ラスノエンドウとズメノエンドウの間()の大きさだからそう名付けられたとか。右:ハナイバナ、キュウリグサに似ていますが、花の中心が白です。花を正面から撮った写真がピンボケで載せられませんでした。
   

左:ナガバノギシギシ、葉の周りが波打っているのが特徴。右:シラホシムグラ、ヤエムグラに似ていますが、こちらは花が白、ヤエムグラは黄緑色で花が少し小さいです。
   

左:トゲヂシャ、茎の下部や葉の縁、葉の裏の葉脈上にかたいとげ があります。右:ナガミノヒナゲシよく道端で見かける花で以前は1種類と言われていましたが、現在はこのように花びらが重なっているものと、隙間が空いているものとの2種類に分類されています。
  

左:イヌガラシ、右:コイヌガラシ 
   

ムシクサ:名前は実(右の写真のハート型の物)にゾウムシが卵を産み付けて、虫こぶを作るところからきています。 
   

左:ヒメブタナ、ブタナよりやや小型で4~5月に咲きます。右:ヒメジョオン
  

左:ネバリコメツブウマゴヤシ、右:アブラナ科の花の先が肥大化しています、何かの菌が入り込んだのでしょうか?
  
 
もっともっとたくさんの植物を教えていただいたのですが、取り敢えず写真に撮れたものだけご紹介しました。 

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