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 2012年度の里山活動

第1回里山保全作業 2012年4月1日 (日)
参加者:12名
作業:ササ刈り

今年度最初の里山作業の日。とてもいいお天気で畑には畝が作られあぜ道にはツクシが勢ぞろい。
    

里山の草はまだ成長していないので去年刈り残したササを刈り取る。後は自然観察。(左)ヒキガエルの卵、泥をかぶって分かりにくいですが。(右)日当たりのいい場所に咲いていたスミレ。
    

何年か前に菌を植え付けたクヌギの木。最近はシイタケはほとんど出てこなくなっていたのですが今日見ると一個だけ大きなシイタケが生えていました。先月整備したところに電柵(見えにくいですが赤い線です)が張り巡らされていました。どうやらタケノコをイノシシの食害から守るためのもののようです。
    

山頂のウメは咲くのが遅くまだほとんどつぼみ、。年剪定し寒肥をやったのがよかったのか枝にはつぼみがびっしり付いてました。収穫が楽しみです。2月に種をまいたアブラナとレンゲは芽が出ていましたが、今この大きさではまくのが遅かった?
    
 
<本日観察した生物>
ヒキガエルの卵、ツクシ、スミレ、ショウジョウバカマ、カンアオイ、カヤラン、ウメ、ウグイスカグラなど
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第2回里山保全作業 2012年5月6日 (日)
参加者:4名
作業:簡易トイレまでの通路の整備

今日は午前中は天気予報は雨。トイレ用のブロックを運び上げる作業なので、運び上げたら終了しようということで現地へ。周りの田んぼはところどころ水が張られ、何カ所かは田植えの終わったところもありました。

作業場所についてみるとブロックはすでにK先生が運び上げ、簡易トイレも完成していました。これにテントを張り、周りにブルーシートを張れば出来上がりで、これは次回に。そこで今日はトイレまでの通路の整備をすることになりました。まずはクワでササの根切り。これをやっておくとササがしばらく生えて来ずに後が楽です。
    

あらかた耕したら、切れた地下茎や木の根っこを拾って、何度も歩いて踏み固めて・・・。
    

きれいな道が出来ました(写真:左)。先生は坂の部分に階段作り(写真:右)。土止めの木や杭やは以前に切ったニセアカシアです。ニセアカシアの木は長い間朽ちず堅いままなのだそうです。
          

坂道に積もっている落ち葉をレーキでかき集めて一カ所に寄せて置いて作業終了。集めた落ち葉はたい肥になり、中にカブトムシやクワガタなどの幼虫が入りこむこともあるそうです。

山頂の様子です。新緑がとてもきれいです。お茶も新芽が出ていますが、次回ではちょっと茶摘みには遅いかも。
    

ササ刈りを頻繁に行うようになってからどんどん見かける植物が変わってきています。
(写真:左)ニョイスミレ、今年初めて群生しているのを見ました。(写真:右)カキドオシ。こちらは一昨年あたりからかなり勢いよく育ちはじめ、今年はほぼ全面に生えている状態。
    

カヤランのつぼみが開き始めていました(写真:左)。そしてなんと菜の花も。種をまくのが遅かったので花は無理だと思っていたのですがヒョロっと伸びた細い茎に花が!レンゲの方はやはりダメでした。
    

ギンラン(写真:左)、キンラン(写真:右)も咲いていましたがどちらもまだつぼみです。ギンランは高さ10cmぐらい(大きいものは20cmぐらいになるそうです)で、結構たくさん咲いていたのですが、通路の真ん中にあって危うく踏んでしまうところでした。、キンランは大きくて40cmぐらいで目立ちます。
           
 
<本日観察した生物>
メダカ、オタマジャクシ、ヒメハギ、ガマズミの花、如意スミレ、カキドオシ、カヤランの花、山椒の花、アブラナ、ヤマツツジ、キランソウ、ノギラン、ウマノアシガタなど。
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第3回里山保全作業 2012年6月3日 (日)

今日は神鋼環境ソリューションの方たちが里山体験に来られました。よろしくお願いします。黒田先生から里山の植物の説明を受けながら山頂へ。
    

結構草が茂り始めています。説明を受けたら草刈り開始!
    

ちょっと手を休めて、ここでも自然観察。田中先生が持っているのは山椒の木。葉っぱを手のひらに乗せてポンとたたくといい香りが広がります。物置の移動という大仕事もやっていただきました。助かりました!
    

仕事の後はいつもの豚汁。おいしかったですね〜。そしてお腹がいっぱいになったら今度は池で生き物の観察です。
    

最後にみんなで記念写真。大勢の頼もしい助っ人に来ていただいて、今日は作業がはかどりました。ありがとうございます!そのあと公民館に移動して「野生生物を調査研究する会」の先生方を囲み、里山活動についての質疑応答がありました。これを機会に皆さんが里山に関心を持たれて、時折出向いていただけると嬉しいです。
    


里山はコガクウツギの花が満開。ヤマボウシの花も咲いていました。
    
今年は例年になくシライトソウが多く咲きました。ササをがんばって刈ったおかげでしょうか。そして、播くのが遅かったので今年はダメと思っていたレンゲが・・・ぽつぽつと何輪か花を咲かせていました!植物の生きる力ってすごいです。
     
モノサシトンボとオオイトトンボ
    

カラスアゲハとトノサマガエル
      
 
<本日観察した生物>
メダカ、トノサマガエル、モノサシトンボ、オオイトトンボ、シオカラトンボ、ハラビロトンボ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、コガクウツギ、タツナミソウ、レンゲ、ニガナ、ササユリ、サルトリイバラ、シライトソウ、ヤマボウシ、クサイチゴ、コナスビ、ヒツジグサなど
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第4回里山保全作業 7月1日(日)
大雨のため中止になりました。

第5回里山保全作業 9月2日(日)

3か月ぶりの里山作業。里山歩すっかり稲穂が色づいています。今月はK先生はブラジルに行かれているのでお休み。I先生が新たに借りた土地を案内してくださいました。「来年はここでお芋を作って是非焼き芋大会をやりましょう!」と。
    

山頂は思ったほど草が伸びてなくホッ!しかし竹が折れてネットが一部たるんでいました。新しい竹を切って来て鉄骨を通して補修。補修前(左)と補修後(右)。
    

囲いの外にあったけれど、かろうじて生き延びたビワの木の周辺をAさんが草刈り(写真:左)。彼女が植え付けたものなのでひときわ愛着がありますよね♪ビワの他には囲いの中のウメが一本残っただけです。I先生が見に来られて「電柵を2段にする方がよいかも」と。伸び過ぎたウメの木は梯子を使って剪定(写真:右)。この日初参加のMさんが大活躍、ありがとうございました!!
    

真ん中にあった根っこを端っこに移動させて、すっきり!
    

作業の後、I先生の養蜂場を見学に行きました。写真左は巣箱の中。ハチたちがびっしり集まっていました。ススメバチの攻撃を防ぐために周辺の木にはペットボトルで作られたトラップがつりさげられていて、一つのトラップの中ではまさに入ったばかりのスズメバチが這いあがろうともがいていました。写真右はトラップの中に入れておく誘引液。グレープフルーツジュースとお酢を混ぜたものだそうです。
    

初めてオニヤンマを見ました。休む時には木の枝にぶら下がることが多いとか、チョンと足でぶら下がっている様子はなんとなくユーモラスですが、体長は10cm以上あり、迫力満点です。
    

<本日観察した生物>
ヤマガラ、オニヤンマ、マユタテアカネ、アオイトトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、サギソウ、ナンバンギセル、ヒツジグサ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、サワヒヨドリ、ヒヨドリバナ、アキノタムラソウ、ガンクビソウ、コマツナギ、アケビなど

第6回里山保全作業 10月7日(日)
10月1日の観察会が7日に延期になったため、この日の里山作業は中止となりました。

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第7回里山保全作業 11月4日(日)

今日は田んぼを挟んで反対側のクリ林の整備。先にいつもの作業場所に行ってみました。草はほとんど伸びていなくて、植えた果樹の様子も変わりなし。作業の前にK先生がカマ研ぎ。本当は水でぬらして研ぐのだけれど、今日は簡易バージョンで。これでもかなり切れるようになるとのこと。毎回道具の手入れは先生にお願いしているのだけれど次回から簡易バージョンは自分たちでやります!
    

クリ林に移動。まずは肥料を入口から運んでその後草刈り場所の説明を受けました。
    

わぉ、密林のよう!作業開始、頑張ります!!
    

木や草が刈られて、右の写真のようにスッキリ。隠れていたクリの木が一本出てきました。日当たりがよくなって来年は実がたくさんなるかも。
    

ほっと一息、お昼です。やっぱり草刈りは人海戦術に限りますね。参加者が多かったので予定していた仕事が午前中で終わりました。みなさん、さらなる参加をお待ちしています。初参加のUさんは手乗りヤマガラに挑戦。今回は人が多かったので警戒してか、あまり寄って来てくれませんでした。
    

クリ林の端っこにある梨の木になっていた実。長十郎です、見事でしょう?1ヶ月ぐらいもつというので来月の里山作業で味見の予定。右はI先生の畑の白菜と高菜。12月のお鍋に間に合うでしょうか。
    

下草を払ったらその中からアキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)が出てきました。これは植物の仲間でありながら、葉緑体がなく根に共棲する菌類が作り出す養分だけで生きている腐生植物で、不思議な白い色をしています。

ギンリョウソウとそっくりですが、ギンリョウソウが咲くのは夏、アキノギンリョウソウは文字通り秋に咲きます。

おしべがギンリョウソウは青紫なのに対してアキノギンリョウソウは白い色をしています。またギンリョウソウの実は液果(柔らかい実の中に種がある。例:ウメ、モモ、イチゴ)、アキノギンリョウソウはさく果(熟すと基部から裂けて種を散布する。例:ホウセンカ、アサガオ)という違いがあります。

<本日観察した生物>
ヤマガラ、ヒメアカネ、オオアオイトトンボ、キチョウ、スズメウリ、ムカゴ、センブリ、リンドウ、ヤマラッキョウ、ノブドウ、コナスビ、フユノハナワラビ、アキノタムラソウ、アキノキリンソウなど

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第8回里山保全作業 12月2日(日)

今日は第12回活動『里山で忘年会』を兼ねています。池の周りも前月と変わりなし。山の中は寒いっ!早速火をおこしてお鍋の準備。
       

今日は来週のリース作りの下準備。K先生は早くから竹を切る作業。OKさんはお鍋作り、残りのメンバーはリースにするつるを取りに少し離れた場所へ移動。サンキライの実が真っ赤に色づいていました。これはリースの素敵な飾りになります。リンドウの花もまだ残っていました。もう少し日が高くなればきれいに開くことでしょう。
    

毎年同じ場所でツルを取っているのでだんだん太いツルが見当たらなくなってきました。リースは細いものでよいけれど、かごを編むにはやっぱり太めのが必要、ということで道から少し横に分け行って捜すと、ありました、幹にがっちり食い込んだ太いツルが。でもそこに行きつくまでにノイバラに邪魔されて・・・痛かったです。作業中の写真、OMさんから頂きました。ありがとうございます。
      

作業の後はお鍋です。たっぷりのお野菜とお肉の中におうどんを入れて。今日は新しく借りた土地の持ち主のMさんが様子を見に来られていました。Mさんに頂いた柚子茶、お美味しかったです。ありがとうございました!写真右は先月持って帰った長十郎梨。OMさんが大事に保管して今日むいて来てくれました。お味は・・・ひなびたおいしさです。(^_^;)
      

お鍋の後は竹の下準備。K先生がたくさん竹を切ってくださってました。これを鍋で20分ぐらい煮ます。こうすると緑の色が長持ちするんだそうです。
    

量が多かったので3回に分けて。最後の竹を引き上げた時に竹の周りに水滴が付いていたので何気なく拭き取ると・・・あら〜とてもきれいな緑色に!(写真:左)どうやら水滴と思ったのは竹に含まれていたロウの成分だったようです。拭き取らずに置いたものはロウが固まって白っぽくなってしまいました。こすってもすぐには取れないので、各自何本か持ち帰って磨くことに。来年からは引き上げたらすぐに磨きます!写真右のように組むとお正月らしい清々しい花生けになります。
    

今年の里山作業はこれで終わりです。新しく借りた畑の一角にはすでにタマネギが。他の場所には何を植えるのか楽しみです。
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第9回里山保全作業 2013年1月13日(日)

里山の池では氷が張っていました。山頂の様子も変わりなし。真新しいシカのフンがありましたが、小さい囲いの中のビワの新芽は無事。
        

今日は作業は無しで、山の神様に今年の作業の無事を祈ってお参り。
    

その後はOさん手作りのおぜんざいとお餅、メザシを頂きました。火の勢いが強すぎてお餅がちょっぴり色黒に、でも味はばっちり、美味しいです!皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします。
      
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第10回里山保全作業 2月3日(日)

今日は新しく借りた土地の草刈り、トイレの補修の続き、シイタケの菌の植え付けをしました。まずは草刈り、左が作業前、右が作業後。一段目と2段目の斜面右半分がきれいになりました。
       

次はトイレの補修。最初は周りをブルーシートで囲っていたのですが、竹を切って壁を作りました。下の竹林で竹を3mぐらいに切って半分に割ったものを、担いで山の上まで運びます。結構重くてひと汗かきました。今回は必要な量の半分の竹しか用意できなかったのでまた来週作業の予定です。
    

お昼を食べた後、今度はシイタケ菌の植え付け。コナラの木にドリルで穴をあけてシイタケ菌を埋め込みます。穴は手のひらをいっぱいに広げた分ぐらいの間隔をとって四分の一ずつ回転させながら。端までいったら、空いているところをさがし同様の間隔で。
      

出ている部分は木槌で叩いて埋め込みます。(今回は木槌がなかったのでかなづちで)みんなで順番に埋め込み体験。
    

その後いったん木を水につけておき、・帰る間際に引き上げて、木の根っこの方を下にして10cmほど池に浸しておきました。木が自然に水を吸い上げてちょうどよい湿り具合になるそうです。
    

昔のシイタケの原木に小さいシイタケがなっていました!シイタケが取れるようになるのは3年後で、木の寿命は6年ぐらいとか、毎年食べられるようにするには計画的に原木を追加しておかねば!木の枝には緑の鮮やかなウスタビガのマユが。
    
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第11回(臨時)里山保全作業 2013年2月10日(日)

先週の里山作業でトイレが未完成だったので今日は臨時に作業。とても寒く、池の水は凍りつき、大きな霜柱が。
         

先週と同じように下の竹やぶから竹を切りだして運び上げ、トイレの壁の組み立てと周りの草刈り、ササの根切り。トイレの壁は竹を釘で固定して裏にシートをはって目隠し。
    

トイレの前にも目隠しを作りました。生えている木を利用してタケを渡し、その間にタケを差し込みくくりつけていきます。ちょうど上がってきたところにこれがあるので入口が直接見えず、よい具合です♪
    

おや?空いているようです、入ってみましょう。トイレの中にヒノキの葉を敷きました。隅っこにあるヒノキは使用した後、上にかぶせておくための物。ヒノキには消臭効果があるそうです。
    

左が作業前、右が作業後です。立派なトイレの完成!里山にある材料を使ってというのが最高です。
    

シイタケ菌の植え付けに関しては、最初シイタケの種駒が手に入らず、作業は延期と思っていたらK先生が近くのお店で買ってきてくださってました。しかし種菌がないと思っていたI先生はドリルを持参せずで今週はできませんでした。結局、3月は里山作業は無いのだけれど、臨時に作業をしてシイタケの植え付けもしましょうということになりました。    
第12回(臨時)里山保全作業 3月3日(日)

先月に引き続きシイタケ菌の植え付け作業。まずは先月切り倒しておいたコナラの木をホダ木の長さに切っていきます。最初は持参の小型のこぎりで切っていたのですが、これが堅い!倉庫から大型ののこぎりを持ってきて作業再開。大型ののこぎりは錆が出ていたのですが、それでもこちらの方が切れるのが早かったです。
         

切った木を池のところまで運び上げて植え付け作業。ドリルで穴をあけて、向かい側の人に手渡し。こちら側では種駒を植え付け、金槌で押しこむ作業。ドリルが充電式なので6本しか作業ができませんでした。
    

これがシイタケの種駒(写真:左)もう菌糸がびっしりと覆っています。作業後保管場所にホダ木を立てました。本当はしばらく覆いを掛けて寝かせ、菌を木に行き渡らせた方がよいらしいのですが、一月に一度の作業なので、すぐに立て掛けておきました。
    

4月からカマを各人で保管することになり、今日は取りあえずK先生にカマの手入れをレクチャーしていただきました。4月の里山作業で各人に砥石を手渡す予定です。池にヒキガエルが卵を産んでいました。ショウジョウバカマには堅いつぼみが付いていました。まだ寒いけれど春は確実にそこまで来ています。
    
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