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2024年1月21日(日) 「琵琶湖博物館で野鳥観察」

今月は琵琶湖で野鳥の観察と2020年にリニューアルされた琵琶湖博物館を尋ねました。JR琵琶湖線の草津駅からバスで約25分で琵琶湖博物館に到着します。草津までは大阪方面から新快速で乗り換えなしで行けるのでとても便利です。

まずは琵琶湖で野鳥・・・のはずでしたが、今日は鳥がとても遠い。望遠鏡で覗いても、区別がつかないものが多く、先生がカメラで撮影して液晶画面確認。コガモ、キンクロハジロ、カワウ、カイツブリ、カルガモ、ホシハジロなどが居たようです。
さて、鳥の観察は早々に切り上げて、琵琶湖博物館へ。ここは6年かけてリニューアルされ2020年10月にオープンしました。博物館では生き物や私たちの暮らしを支える琵琶湖のすべてを体感することができます。
入って正面はガラス張りで2階までの吹き抜けになっていて、琵琶湖を眺められます。メインの展示室はA・B・Cと分かれていて、Aはまだ日本に人がいなかった頃の様子、Bは人が出現してからの琵琶湖とのかかわり、Cは今の私たちの暮らしと琵琶湖とのかかわりがテーマです。
まずはA展示室に。左は琵琶湖周辺の地層を形成する岩石の標本です。ここでは過去の琵琶湖とその周辺の環境が紹介されています。右は当時日本にあったと思われるメタセコイアの林の再現です。
奥はツダンスキーゾウのレプリカ。日本が大陸と陸続きだったころ、黄河流域から渡来し、やがて大陸から離れた日本の中で環境に適応しながら、「ミエゾウ」、「アケボノゾウ」という固有種に進化したそうです。こちら側は皮膚まで復元されていますが、向こう側は骨格標本になっています。手前のやや小さい骨格標本は「アケボノゾウ」です。
 近年生物の過去を知るのに、化石だけでなく現在生きている生物のDNAを使った研究もおこなわれています。それで分かった魚や貝の移り変わりの紹介も。写真右はDNA研究の様子の紹介です。
 次は琵琶湖周辺に人が出現してからを展示しているB展示室に、入り口に竜の絵がありました。1804年に琵琶湖西岸で発見されたトウヨウゾウの化石を当時の人たちは龍と考えたそうです。ばらばらに見つかった骨を組み合わせて描かれた「龍骨図」が伝わっています。
 約4,000年前の琵琶湖のまわりには、常緑広葉樹のカシ類を中心とする豊かな森が広がっていたそうです。木の実を拾い、森にすむ動物を狩る縄文人の暮らしがリアルに再現されています。
湖で漁をするための道具もたくさん展示されています。右は「エビタツベ」という道具を使ってエビを取っていた船上の漁師さんを再現したもの。
 こちらは丸子船を復元したもの。丸子船は琵琶湖特有の帆船で、江戸時代から昭和30年ごろまで湖上運輸の主役として活躍したそうです。
B展示室を見終わった時点で時間切れ、今回見られなかったC展示室は現在の私たちの生活と琵琶湖とのつながりが展示されています。こちらもぜひ是非見に来たいものです。
 さて、お昼を食べるために近くの水生植物公園に行きました。入り口を入るとチューリップの鉢植えがお出迎え。そして、ここで草津市の公認マスコットキャラクター「たび丸」君に遭遇!月に1回、それも20分×3回しかここには出現しないそうです。それに出会えたと言う事は、きっと今年は何かいいことが!
 大温室の中の様子です。温かいので冬でもスイレンの花を楽しめます。通路が低くなっていて水面に映る逆さスイレンを写せるスポットがあったのでパチリ。
 逆さスイレンをもう一枚。スイレンやハスの花を屋外で楽しみたければ6~7月ごろがお勧めです。他にも四季折々、湿地の水生植物、オオオニバス、秋の七草などさまざまな植物が楽しめます。
琵琶湖博物館は本格的な展示で見ごたえがあり、見て・触ってという体験型の展示も多く、大人も子供も楽しめる博物館です。また博物館と水生植物公園の共通チケットもあります。2024年1月現在890円、別々に買うと博物館:800円、水生植物公園:300円なのでお得です。 

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