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2023年10月15日(日) 「須磨浦公園観察会」

今月の観察会は須磨浦公園です。講師は柴田先生です、よろしくお願いします。さて、山陽電鉄須磨浦公園駅に集合、ここで選択肢が「海岸側ではイベントをやっていますが、見るべき植物は少ない、山側は植物がたくさんあります」ということで全員一致で山側を選択。

まずはロープウェイで鉢伏山頂駅に向かいました。山頂駅からはカーレーターでいろいろな遊園設備がある場所に行くこともできますが、私たちは旗振茶屋まで観察しながら歩きます。右の写真がカーレーター。
この辺りはヤマモモ、ヒサカキ、クロガネモチなどの木が多いということです。ヤマモモは窒素を固定する肥料木で、土壌の形成に貢献するんだそうです。ただ雄と雌の木があり、実がならないとどちらかはわかりません。雌の木には当然実が、甘くて美味しいらしいです。我が家の近くにもヤマモモの木がありますがあまり食べる人はいないのかよく道に落ちてつぶれているのを見かけます。
 この辺りには、カクレミノの実がたくさん落ちていました。道の端にはカクレミノの若木が林立。こちらが木に付いていた状態のカクレミノの実です。
旗振茶屋に着きました。ここからは明石大橋がよく見えます。ここでうれしいことが!アサギマダラに遭遇!!虫取りに来ていた男の子に「あそこにいるよ」と教えたら、「あれは取ったらあかんねん」と。一同「えらい、よく知ってるね」とほめたたえました~。
ここからまた山道をてくてく。途中に結構急な坂があり、階段が作られていましたが、一段が高い!また、分かれ道です。下ると一の谷の合戦の跡に行きますが、今日は左の道を登り、鉄拐山に行くことになりました。
鉄拐山の山頂に到着、お天気が良く見晴らしもよくてとても気持ちがよいです!ここでお弁当を食べました。
おらが茶屋に向かいました。この辺りは備長炭の材料になるウバメガシがとても多いです。ウバメガシはとても木質が密で硬く、水に入れると沈んでしまうそうです。
おらが茶屋に到着。ここから階段を下りて高倉台の端っこを通って須磨寺に向かい、今日の観察会は終了です。

<本日観察した生物>

左:カクレミノの葉。カクレミノは若いうちは葉が3つに裂けていますが木が大きくなると切れ目が無くなります。この木には両方混在していました。右:カゴノキ(鹿子の木)、木肌が鹿の子供の模様に似ています。
 左:クロノキシノブ、裏の胞子嚢が黒い色をしています。右:ヤノネボンテンカ。フヨウの花に似ていますが小さいです、別名タカサゴフヨウ。
左:ヒメユズリハ、右:ヤブニッケイ。ヤブニッケイは葉をもむとニッキやシナモンに似たよい香りがします。
左:ムベの実、ちょっと見えにくいですが真ん中あたりの緑の丸い実がそうです。アケビ科ですが熟してもアケビのように割れません。右:ルコウソウ。
 左:外来種のマルバアサガオ。右:斑入りですがこれもマルバアサガオでしょうか?
     
     
ミズヒキソウ、上から見ると赤い色をしていますが、裏を見ると白です。これがこの花の名前の由来です。
左:ネズの実、これは洋酒のジンの香りづけに使われます。右:初めて見る実!?と思ったらランタナの実でした。 
     
     
左:これも初めて見る実!と思ったらシャリンバイのみでした。右:ジョロウグモのメス、とても大きいです。オスはよく分からないくらい小さく、メスに食べられないように巣の端っこのほうにひっそりと隠れているそうです。
左:アサギマダラ、右:ウラナミシジミ

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