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2025年10月12日(日) 「服部緑地 都市緑化植物園」

今月は「都市部公園の魅力」と題して服部緑地を訪れ、ブナ科の常緑樹・落葉樹、ニレ科の木などを観察する予定でしたが、飯島先生の「都市緑化植物園もいいですよ」の一言で急遽予定変更です。
 
緑化植物園の手前のイチョウの木です。イチョウの葉にはこんな風に切れ込みが入っているものがあります。イチョウはジュラ紀から存在し、見つかった葉の化石には今よりも、もっとたくさん切れ込みが入っているそうです。それがだんだん切れ込みが少なくなってきたけれど、時折木の生え始め等に古い性質のものが出ることがあるそうです。
さて都市緑化植物園に着きました。服部緑地公園の一部ですが、ここは入場料が必要です。温室、ハーブ園やツバキ園もあり、花と緑にあふれる場所です。入り口にハロウィンの飾りが!
中に入るとすぐに温室があります。



温室の中の植物を紹介しましょう。 
     
 ウツボカズラ    ウツボカズラの花茎
     
     
 サボテン    パイナップル
     
     
シナモンの木、この樹皮を乾燥させたものが香辛料のシナモンになります。   グアバ、実はバーラーと呼ばれ台湾で良く食べられているそうです。
     
     
サボテン、トゲが痛い!   アザレアツバキ、夏に咲くツバキです。
     
     
木性シダの葉が落ちた跡、維管束が「ハ」の字に見え、マルハチとも呼ばれます。   バナナはいろいろ種類があり、品種改良を重ねて今の食べられるバナナになったとか。これは食べられないそうです
     
     
 ジャングルの中のようですね   水蓮の咲く池
     
    ハイビスカス、綺麗だなと見ているだけで、じっくり観察したことは無かったのですが、めしべを包み込むようにおしべが付いています。
めしべからおしべが出ているように見えますが、おしべはお互いにくっ付いて中空の筒を作りその中からめしべが伸びてきているそうです。5つに分かれているのがめしべの柱頭です。
 
    さて温室から出て園内を散策。先生がカヤツリグサをの茎を切って、ナイフで切れ目を入れています。あ、これは道に生えていたもので園で育てているカヤツリグサではありません。
     
両端に切れ目を入れてそ~っと引っ張ると、見事な四角形に。これがカヤツリグサの名前の由来ですが、今の方は蚊帳(かや)なんて知らないかもしれませんね。
     
     
ヒマラヤスギ、松ぼっくりは先の部分が開くとバラの花そっくりになり、シダーローズと呼ばれています。   カスミザクラ?木肌の横縞が目立ちます。
     
     
イヌマキの実、赤い部分は食べられます。   ザクロ
     
     
 ノシラン    ヤブラン
     
     
白い彼岸花、白い色は赤い色素が作れなかったからだとか。うっすらピンクできれいです。   花壇の奥にあったイヌサフラン、こちらは花も葉も球根も猛毒です、絶対に触らないように!
     
     
左: モミジバフウ、葉が5裂、右:フウは3裂 、どちらもフウ(楓)と名前が付いていますが楓の仲間ではありません。 
     
     
コウヨウザン、ヒノキ科の木です。葉がとがっていますが、意外と柔らかいです。木は大きくなると30~40mにもなるそうです。   アレチヌスビトハギの拡大写真、マジックテープのような鉤型のとげがたくさんあり、これが衣服にくっついて離れない原因です。
 
ところで、温室内で先生がおもむろにスマホを取り出して…ちょっと見えにくいですが、パイナップルの花です。
先生はいつもパイナップルを丸ごと買うので、食べた後で上の部分を土に植えて置いたら、成長してきたそうです。そして葉の真ん中が赤くなってきたと思ったら何とつぼみが!食べられる程にはならなかったそうですが、丸ごとパイナップルを買ったらぜひ試してみてください。
黒松(雄松)と赤松(雌松)と門松の話や松の種類と葉の出方、ソメイヨシノの由来やサクラの葉の違い、ツユクサの変種のオオボウシバナは友禅の下絵を描くのに使われていた、などなど。植物に関するお話をたくさんして頂きました。
服部緑地緑化植物園では外の散策では見かけない植物も見られて、とても面白い所でした。

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