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 2007年の里山活動

第一回里山保全活動 2007年4月1日(日)
参加者: 先生4名  会員7名
山頂部の笹の根切りをした後、各人観察地点(一人およそ1m四方)の選定。
昼食後、里山内を散策し植物観察。
■各人の観察地点を紹介しましょう。
最後の写真、一人で2箇所・・・欲張りのように見えますが、これはこの日欠席した相方のためにテリトリーを確保したものです。
第二回里山保全活動 2007年5月6日(日)
この日は雨のため中止になりました
第三回里山保全活動 2007年6月3日(日)
参加者: 先生4名 会員6名
各自の調査地域の植生調査の後、梅の実の収穫、西斜面の下草刈り。その後、カエル、おたまじゃくしの観察。
5月13日の「体験・里山作業活動」で2ヶ所、今日の作業で1ヶ所新たに調査地域が増えました。
上2枚:5月13日に開墾した場所。ここはまだそんなに植物が生えていませんでした。

左:今日開墾した場所。5角形に区切ったので一目で自分のところだと分かりますね。
4月に開墾した場所にはかなり植物が生えてきていました。生えている植物の名前を調べ、さらにデジカメで写真を撮って記録していきます。
梅の実は脚立に上って収穫、さらには脚立の上で3mぐらいの青竹を振り回して落ちてきたものを収穫しました。約2キロありました。Oさんが梅酒にしてくれるそうです。
前回つぼみだったシライトソウがきれいに咲いていました。ササユリのつぼみはだいぶ大きくなっていましたが花を見られるのはもう少し先になりそうです。
<カエルの観察結果>
  • 前回池にいたヒキガエルのおたまじゃくしはまったく姿が見えませんでした。
  • ウメの木にニホンアマガエルがいました。
  • モリアオガエルが卵を産み付けていました。
  • 田んぼの中ではニホンアマガエルのおたまじゃくしが観察されました。
第四回里山保全活動 2007年7月1日(日)
参加者: 先生2名 会員8名
各自の観察地域の植生調査後、秋の植物の生育を観察するため、生えてきたネザサやツユクサなどを抜き取りました。この後、西側の斜面の残っていた部分の下草刈りをしました。お昼になってお弁当を食べた後、雨脚がやや強くなってきたので午後の作業は中止になりました。
左の写真は4月に開墾した人の調査地域です。ここは特にネザサがぎっしり生えていました。周りがすっきりして見えますね。自分の調査地域の手入れの後は周りの草刈をしました(右の写真)。この時期の草は伸びるのがとても早いですが今年は参加人数が多いので、昨年のように手入れができなかったところは背丈ほどもササが伸びていて唖然とすることはなくなりました。
ホタルブクロ(左)、カキラン(右)が咲いていました
 ササユリの花はほとんど終わっていて、かろうじてひとつだけ見ることができました。
トンボの観察も行う予定でしたが雨のため中止。池のそばで一匹だけアオモンイトトンボを見ることができました。

例年このあたりではアオモンイトトンボのほか、クロイトトンボ、キイトトンボ、グンバイトンボなどが観察できるそうです。

前回見つけたモリアオガエルの卵はもう孵化していました。
第五回里山保全活動 2007年9月2日(日)
参加者: 先生2名 会員4名
西斜面のネザサの根切り、各自調査地域の植生調査を行いました。調査後、秋に生育する植物を観察するために生えていた草を抜きました。その後湿原の観察。湿原ではヒヨドリバナ、サギソウ、ナンバンギセルが観察できました。

        ヒヨドリバナ                      サギソウ

      ナンバンギセル
第六回里山保全活動 2007年10月7日(日)
参加者: 先生4名 会員4名

稲刈りも終わり里山はすっかり秋の気配でした。

今回は各自のテリトリーの観察後、テリトリーと梅ノ木の周りの下草刈りと整備をしました。
作業は午前中で終わり、昼食後は日出坂洗い堰に行き、野生生物の会が購入したカヌー2艇の試乗をしました。

下草刈り:今年はネザサの根切りをし、毎月きちんと手入れをしていたので草の生え方が違います。人が隠れてしまうようなことはありません。広い場所は機械で草刈り。

まだまだ木は小さいですが実がなりました! (左:スダイダイ、右:ユズ)
第七回里山保全活動 2007年11月4日(日)
参加者: 先生2名 会員4名
カキの実がきれいに色づいていました。後ろの田んぼはひこばえが生え田植え後の田んぼのように見えています。各自のテリトリーの観察の後、東斜面の整備を行いました。東側の斜面はかなり傾斜が急です。スダイダイのみがひとつ落ちていました、残念。でもほかの実は無事でした。木の周りに肥料を入れました。
しばらく手が入っていなかったのでササや木が高く伸びています。なたを片手に切り倒したり倒れている木の整理をしました。左が整備の前、右が整備の後です。すっきりしました!
なぞのきのこ。一同「白トリフュ?」と色めき立ちましたが・・・。少し皮を剥ぐと中はゼリー状です。いったい何なのでしょうね?
左はセンブリの花。日当たりのよいところでよく育ちます。昨年は花を見かけなかったのですが、今年はこまめに草刈を行ない、日当たりがよくなったせいかあちこちに咲いていました。ほかにヤマラッキョ、リンドウ、アキノキリンソウの花が咲いていました。またサルトリイバラの実が赤く熟していてきれいでした。
シカのフンです。まだ新しいので昨日あたりここに現れたのでしょうか。野生の動物が身近にいることをうれしく思う反面、すぐ近くに田んぼや畑があることを考えると農作物に被害を及ぼすのではないかと心配です。
第9回里山保全活動 2008年1月6日(日)
参加者: 先生3名 会員3名
2008年最初の活動です。今回は作業はなく、テリトリーの観察と、土地をお借りしている村の方への新年のご挨拶、山の神様へのお参りをしてきました。
各自のテリトリーは落ち葉が積もりあまり変化は見られませんでしたが、落ち葉をかき分けてみると根の出たどんぐりが見つかりました。もう春に向けての営みが始まっているのです!
山の途中にある神社に、今年の作業の無事を祈ってお参りしました。洗い米、お神酒、お供えを会長さんが準備してくれていました。
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