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●2024年2月18日(日) 「環境問題について考える」
今月は黒田先生の民俗学の予定でしたが都合により中西先生の「環境問題について考える」に変更になりました。
今回は気候変動についてのお話です。産業革命以降確実に気温が上がってこれを抑える努力が求められています。。温暖化の原因は二酸化炭素排出で、エネルギー転換(電気)、産業、運輸が80%を締めているそうです。地球温暖化はこれからの5年が勝負、この5年間の上昇を2度以内、できれば1.5度以内に抑えるのが目標だそうです。 | ||
地球温暖化の防止は、個人の努力だけでなく企業の対策が大きな比率を占めています。今日はそのための取り組みなどが主なお話でした。なかなか難しい内容で、分かりにくかったので言葉の説明を少し付け加えておきます。 | ||
<SDGs (Sustainable Development Goals> これは私たちもよく見かける言葉ですね。訳すと「持続可能な開発目標」で、2015年の国連サミットで採択されたものです。世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこうというもので、「17の目標」さらに「169のターゲット」が設定されており、各国がそれぞれの目標を決めそれに取り組んでいます。 日本でも様々な取り組みがなされていますが、その中の一つが地球温暖化防止への取り組みです。 |
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<リカレント教育> リカレント教育とは「働く→学ぶ→働く」のサイクルを続けることで、新しいことを学ぶために「職を離れる」事が前提になっています。 |
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<リスキリング> リスキングは単なる学び直しではなく「新しい職業に就くため、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する・させること」となっています。 |
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<DX (Digital Transformation)> 企業が環境の激しい変化に対応するために、デジタル技術を活用し新たなデジタル時代にも十分に勝ち残れるよう自社の競争力を高めることを言います。 |
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<GX(Green Transformation)> CO2をはじめとする温室効果ガスの排出抑制を目的とし、従来の化石燃料を用いた火力発電から太陽光発電、風力発電などの再生可能エネルギー中心の産業構造へと転換する取り組みを言います。 ※英語の「Trans」は「X」と略されるので、その文字を使って「DX」「GX」と表示されています。 |
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<カーボンニュートラル> 温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。これによって上記にある気温の上昇を2度、できれば1.5度に抑える目標を達成しようとしています。 |
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企業においてはデジタル人材の登用・育成するためのリスキリングが求められています。DXにより成長、新たな価値を生み出し、変化をもたらすことが求められ、それを達成する際に政府の掲げる「脱炭素・カーボンニュートラル」への取り組みも重要。そのためには何をすべきか、などのお話でした。 | ||
我が国の温室効果ガス削減の目標は、新たに2030年度までに2013年度比46%減、2050年度までに実質ゼロ排出という目標が掲げられました。企業だけでなく個人としても何ができるか考えてみたいですね。 | ||
講義の後は総会です。昨年度の会計報告、来年度予算が承認されて終了しました。 来年度も各方面に足を延ばしての観察会が予定されていますので皆様のご参加をお待ちしています。 |
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