●第2回里山保全作業 2009年5月3日 (日) |
参加者:先生2名 会員7名 |
今回の作業はベンチ作り。現地に到着してみるとすでにK先生が一脚仕上げてありました。そこで組み立ては先生にお任せして、私たちは材料をもう少し調達に。以前に整備した時に切り倒してあった青竹を運びました。足の部分は切り倒してあった丸太を適当な長さに切って組み合わせて・・・。がっしりしたベンチができました。
自作のベンチの座り心地を試すK先生、「ばっちりですよ〜」とI先生。合計3脚出来上がりました。これでお昼を食べる時、地面に座らなくてもよくなりました、楽〜!K先生ありがとうございました!!
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<里山の様子> |
ランの花が咲き始めています。ショウジョウバカマはもう種ができ始めていました。近くの農家では苗代が用意されていました。もうすぐ田植えの季節です。竹林の中のあちこちに掘り返されたあとがありました。イノシシがタケノコを食べたあとだそうです。今年は人間が食べる前にほとんどイノシシに食べられてしまったそうです。山頂の栗山付近ではそろそろ雑草が伸び始めてきています。刈ったササも伸びています。また草と格闘する季節が始まります。 |
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ヒメハギ |
ヒメハギの花・拡大 |
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ギンラン |
ショウジョウバカマの実 |
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カヤランの花 |
カヤランの花・拡大 |
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ニホンカワトンボ(メス) |
苗代 |
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<本日観察したもの>
メダカ、ニホンカワトンボ、ヤマアカガエル、ニホンミツバチ、ガマズミ、スノキ、ツクバキンモンソウ、ユウスゲ、キランソウ、カキドオシ、コガクウツギ、ツクバネウツギ、コツクバネウツギ、ヒメハギ、ヤマツツンジ、ニガナ、ウマノアシガタ、ツルリンドウ、ギンラン、カヤラン、アカメガシワ、アセビの新芽、タカノツメの新芽、ウラジロの新芽など |
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●第3回里山保全作業 2009年6月7日 (日) |
参加者:先生2名 会員6名 特別参加20名 |
今回は山頂の栗山周辺の草刈です。前回の里山作業の時はほとんど草を刈る必要がなかったのですが今日見てみるともうササが50cmぐらい伸びていました。
左が先月の山頂付近の様子、まだ地面が見えていました。右は今日の様子、ササが茂ってまったく土が見えません。
まずは各自観察。上の池にモリアオガエルの卵が孵化した後がありました。池が泥で浅くなってきたので今年池の泥をさらいました。ちょっと環境が変わったので今年は卵を産みに来ないかも・・・と心配していたのですが今年もやってきたようです。よかった!!昨年鹿に樹皮を食べられて枯れたユズですが、根元からわき目が数本伸びてきていました。金網か何か巻いて今度こそシカに食べられないようにしなければいけないですね。
観察を済ませ、早めにお昼を食べて山頂付近のササを刈りました。今日は神鋼連合の「社会貢献活動調査研究会」の皆さんが里山活動を見学にこられるので、その前に半分ほど草刈を済ませる予定。植えつけたユズや柿の木を誤って切ってしまわないように、その周りのササをまずナタで刈り、その後をK先生が電動草刈機で刈っていきました。
1時半過ぎ、I先生が神鋼連合の方たちを連れて来られました。里山に手を入れていくことでまた成長し始めた植物があることなどを実際に歩きながら見ていただいた後、早速山頂の残っているササを刈って頂き里山作業体験。まずK先生がお手本を見せ、その後ナタを手渡して作業開始ですが・・・早いこと、早いこと、人数が多いだけあって(皆さん若いということもあるかも!)あっという間にすっきりしました。ありがとうございます!
作業の後は「ヒサカキ茶」とお菓子、摘んできたクサイチゴの実でティータイム。ヒサカキはチャノキと同じツバキの仲間で、葉をあぶって煮出すと香ばしいお茶ができあがります。
この後神鋼連合の保養所「まなびや」に移動。「野生生物を調査研究する会」の活動をK先生が、ナチュラリストの活動の様子をM会長とOさんが紹介し、質疑応答。この後、夕食をはさんでまた熱の入った講義が続きました。
神鋼連合の「社会貢献活動調査研究会」は今年3月から活動開始、今回で3回目の研究会で今回は「環境活動」がテーマだそうです。講師のS氏から「生物多様性」のお話を伺いながら、なぜいま環境活動なのかということをディスカッション。さらに、それを実践するに当たってナチュラリスト、野生生物を調査研究する会、社会貢献活動調査研究会を例に取り、それぞれにmissionが違うが重なり合う部分があり、それを元にしたパートナーシップで支援することができるというお話がありました。
「社会貢献活動調査研究会」では現在、対象を幅広く、何ができるか、協力できる部分は何かを模索中とのことでした。活動を継続していくコツは?との質問にナチュラリストのメンバーからは「楽しいこと!」と即返事がありました。最後にI先生から「毎回何かひとつ感動を、長いスパンで達成感を」とお話がありましたがさまざまな活動を続けていく上で本当に大切なことですね。 |
<里山の様子> |
草が勢いよく成長を始めました。それでも昨年徹底的に草刈をしたので伸びてきたササは細く柔らかで刈りやすいです。ササに混じってクサイチゴがたくさん生えていました。クサイチゴの茎には鋭いとげがあり、何も考えずにぐっと握ると途端にチクリとやられます。綿の軍手ではなく、革の作業用の手袋のほうがよいですね。 |
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シライトソウ |
タツナミソウ |
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カナヘビの卵 |
ヒメウラナミジャノメ |
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<本日観察したもの>
シライトソウ、タツナミソウ、コガクウツギ、ヒヨドリバナ、クサイチゴの実、ヒルムシロ、ヒツジグサの花、ヒメウラナミジャノメ、ヒメヤママユの幼虫、トノサマガエル、カナヘビの卵、モリアオガエルの卵(孵化の残り) |
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●第4回里山保全作業 2009年7月5日 (日) |
参加者:先生1名 会員9名 |
山頂の栗山周辺の草刈と下の広場に通じる道の草を刈りました。
まずは先生に今日の予定と作業の場所をうかがいました。今日は先に各自観察をしてその後11時から作業開始と言うことになりました。人数が多いので、今日は山頂の栗山付近と下の広場までの道のササ刈り。下の広場は前回まったく手を入れなかったので写真・右のようにササが生い茂っています。
各自が決めておいた場所を観察。今回は池の周辺でトンボをたくさん見ました。少し離れた湿原にサギソウが咲いているかもしれないということで行ってみましたが、少し早く残念ながら見ることが出来ませんでした。
山頂の栗山付近は前回神鋼連合の方が来られてササ刈りをしてくださったので、下の広場ほど生い茂ってはいませんでした。刈り残したところが伸びていたのを刈り取りました。左:作業前、右:作業後。
山椒の木が実をたくさん付けていたので作業後実を採りました。ぬか漬けに入れたり、塩漬けで保存して佃煮に入れたりすると美味しいです。
昼食の後、下の広場に通じる道の草刈をしました。刈り終わった頃に雲行きが怪しくなってきたので本日の作業は終了。お疲れ様でした。 |
<里山の様子> |
生き物が活発に活動しています。先月の里山での野鳥観察でたくさんの鳥がいることを確認しましたが、今日はサンコウチョウがずっと鳴いていました。しかし残念ながら姿を見ることは出来ませんでした。カキラン、ノギランが咲いていました。ササユリの花が咲いていたようですが、時期的に遅く花は見ることが出来ませんでした。 |
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カキラン |
ノギラン・まだ蕾です |
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アマガエル |
バッタの幼虫 |
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キイトトンボ |
クロイトトンボ |
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モノサシトンボ♂ |
モノサシトンボ♀ |
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シオカラトンボ |
オオシオカラトンボ |
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ショウジョウトンボ♂ |
ショウジョウトンボ♀ |
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コシアキトンボ |
シャクガの仲間? |
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ミズグモ |
チュウガタコガネグモ |
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<本日観察したもの>
ホタルブクロ、オカトラノオ、カキラン、ノギラン、コマツナギ、アマガエル、バッタの幼虫、キイトトンボ、クロイトトンボ、モノサシトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、ギンヤンマ、シャクガの仲間?、カラスアゲハ、ミズグモ、チュウガタコガネグモなど |
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●第5回里山保全作業 2009年9月6日 (日) |
参加者:先生1名 会員8名 |
山頂の栗山周辺・下の広場のササを刈りました。
里山では稲穂が黄金色に色づいています。すでに稲刈りの終わった田んぼもありました。9時45分に里山に着くとなんと、池の周りのササがきれいに刈り取られているではありませんか!K先生が少し早めにこられて草刈機で刈って下さっていたのです。山頂の栗山付近も半分ほどもう草が刈られていました。そこで後から来た人は山の下のほうのササを刈ることになりました。
下の広場の草刈りの様子です。左:草刈り前、右:草刈り後。
休憩した後、少し上がったところの広場に移動。が、全部刈り終わる前にお昼になったので今日はこれで終了。手前の部分がすっきりしているのが分かるでしょう?
今日は休憩を一度入れただけで長い時間続けで作業をしたので、気分が悪くなる人が出て、もっとこまめに休憩・水分補給をしなければいけないと反省。
午後は各人の観察、終了後に近くの湿原にサギソウを見に行くことになりました。
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<里山の様子> |
まだまだ暑いですが、秋の気配が少しだけ感じられます。サギソウは7月の作業の時はまだ少し早くて花が見られなかったのですが今日はたくさん咲いていました。本当にシラサギが舞っているかのような優雅な花です。未の刻(午後2時ごろ)に花が咲くことから名前がついた「ヒツジグサ」も咲いていました。 |
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ヒヨドリバナ |
ツリガネニンジン |
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ヌスビトハギ |
ゲンノショウコ |
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オミナエシ |
ワレモコウ |
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サギソウ |
ヒツジグサ |
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マユタテアカネ |
リスアカネ |
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ネキトンボ |
オオアオイトトンボ |
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<本日観察したもの>
ヒヨドリバナ、オミナエシ、ツリガネニンジン、サギソウ、ヒツジグサ、ゲンノショウコ、ヌスビトハギ、コマツナギ、ワレモコウ、ヤマウド、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、ルリシジミ、ジャノメチョウ、アゲハチョウ、モンシロチョウ、オオシオカラトンボ、オオアオイトトンボ、マユタテアカネ、羽先の黒いマユタテアカネ、リスアカネ、ネキトンボ、ショウジョウトンボ、二ホンアマガエル、トンビなど |
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帰り際、トンビが「お疲れさん!!」と見送ってくれました。 |
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●第6回里山保全作業 2009年10月4日 (日) |
参加者:先生2名 会員5名 |
池の周辺・山頂の栗山周辺の整備
里山ではもう稲刈りが終わっていました。のんびり歩いていくと柿の木でヤマガラが数羽戯れていました。「あそこにヤマガラが」と指差したOさんの指になんとヤマガラがひょいととまりました!ヤマガラは人を見てもあまり逃げたりはしませんが、指にとまりに来るとは・・・。決定的瞬間は写真に撮れませんでしたが、これがそのヤマガラ君です。
アカトンボに「おいで」と声をかけると手にとまってくれました。さすがナチュラリストの会員ですね〜、動物たちに警戒心を抱かせないコツを心得ている!いよいよ作業開始。K先生は倒れてきたマツの木で壊れた屋根の修理。扉をふさいでいたマツの木も小さく切って片付けていただきました。
山頂ではクリとカキの収穫。クリは残念ながらほとんどが虫食い。地面に落ちていたものだけでなく、木についているものまで虫に食われていました。伸び放題になっていたお茶の木も剪定しました。少しは茶畑らしくなったでしょうか?
収穫したカキです。小さいけれどとても甘かったです。クリの横にあるキノコはムラサキシメジで食べられます。ベンチの周りを整備しました。このベンチの右下には池があり、がけになっています。ベンチを置いたので通路の部分が狭くなって落ちる危険が(と言ってもまだ誰も落ちたことはありませんが・・・)あるので、ベンチの向こう側に置いてあった倒木を別の場所に移し、土を掘ってそちらに足を置けるようにした次第。少し通路にとる幅が広くなリました。でも本当は池のほうを向いて座ったほうがいい気持ちですよね。
池の上の木の枝に何かぶら下がっているのを発見!取っててみるとゼリー状の中にツブツブがあり、何かの卵のようですが・・・。モリアオガエルが木の枝に卵を産み付けるのは有名ですが他にもそんな習性の動物がいるのでしょうか。
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<里山の様子> |
夏の間たくさん見られたイトトンボはほとんどいなくなりました今回はツマグロヒョウモンがたくさん見られました。秋の実もそろそろ色づき始めています。 |
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サワヒヨドリ |
ツルリンドウ |
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アケビ |
ナツハゼ |
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メスグロヒョウモン♀? |
ツマグロヒョウモン |
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ヒカゲチョウ |
ベニシジミ |
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キタキチョウ(夏型) |
モンキチョウ |
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オオアオイトトンボ |
リスアカネ? |
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マユタテアカネ |
ナツアカネ? |
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クモの巣 |
カマキリ |
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エンマコオロギ |
シロハラ? |
<本日観察したもの>
イナカギク、サワヒヨドリ、アキチョウジ、チカラシバ、カマツカ、サルトリイバラの実、アケビの実、ナツハゼの実、ヤマニラ(つぼみ)、ツルリンドウ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン♀、キタキチョウ、モンキチョウ、ベニシジミ、ヒカゲチョウ、マツモムシ、ジョロウグモ♂♀、オオアオイトトンボ、アカトンボ数種、カマキリ、エンマコオロギ、ニホンミツバチ、ヤマガラ、不明の鳥、メダカ |
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●第7回里山保全作業 2009年11月7日 (土) |
参加者:先生3名 会員4名 体験希望者21名 |
今回は神鋼連合の里山作業体験の方が21名来られた。6月に来られた方たちとはまた違うメンバー、ただし引率の方は前回と同じ。カマを吟味して早速作業開始!
ふゎ〜、すごいですね。西側の斜面は2年前に手を入れたきりなので、ササが人の背丈ほども成長しています。太さも直径1cmをこし、ササとは思えません。でもさすが神鋼ヤングパワー軍団、あっという間にこんなにきれいになりました。
ついでに倒れた木も一カ所に集めました。見る見るうちにすっきり。さて今日は人数が多いのでお鍋が二つ。中はいつものようにお肉とお野菜がタップリ。
皆さんお疲れさまでした。お味は如何ですか?今日は11月にしては汗ばむほどの陽気、お鍋はちょっと暑かったかな。食後のミカンがとても喜ばれました。
食事の後は下の公民館を借りて講義。K先生より野性生物を調査研究する会の活動の紹介、ナチュラリストのMさんより里山作業の様子をホームページの画像を見ながら紹介していただきました。最後にI先生から生物多様性の講義。この里山で行ってきたこと、これからの展望などを交えてお話をしていただきました。
今日はたくさんの皆さんに来ていただいて本当に助かりました。このすばらしい自然をできるだけ多くの人に味わっていただきたいと思っていますので、いつでも、個人でも、団体でも体験大歓迎です。
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<里山の様子> |
秋の花があちこちで見られました。実も色付いてきています。 |
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ヤマラッキョ |
ツルリンドウ |
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リンドウ |
ヒヨドリジョウゴ |
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サルトリイバラ |
アマガエル |
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タテハチョウの仲間 |
オオマルハナバチ? |
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●第8回里山保全作業 2009年12月6日 (日)) |
参加者:先生2名 会員5名 |
落葉樹はすっかり葉を落として茶色のじゅうたんを敷き詰めたようです。右は山頂の栗山の様子。ササはもう成長していないのでほとんど作業はありません。そこで持参したサツマイモを落ち葉で焼くことになりました。
作業班と焼き芋係に分かれて、作業班は先月西側の斜面で切り倒した倒木の整理、焼き芋係は落ち葉でじっくり焼き芋作り。炭は使わず落ち葉だけで焼きましたが、ご覧の通りホックリ焼けてとても甘い焼き芋でした。コツは新聞紙で包んだ上にアルミホイルで包むこと。長い時間火の中に入れていたのに新聞紙は全然焦げていませんでした。
池の向こう側でツルリンドウが実を付けていました。他のところでも実を付けていましたがこんなに見事なのは初めてです。ここは人が入らず、草刈りもあまりしない所なので思う存分成長できたようです。右は実の拡大写真。
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<里山の様子> |
生き物は余り見られませんでした。葉っぱの中で眠っていたアマガエルが起こされてのそのそ出てきました。サルトリイバラの実は少し茶色くなってきていましたが、ほかの実が赤く色づいていました。 |
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●第9回里山保全作業 2010年1月10日 (日) |
参加者:先生2名 会員8名 |
里山の様子は先月とほとんど変わりありません。作業はあまり無いので、今日は山の神様のお参りとシカよけのネット張り、地主さんへの挨拶のみ。まずは山の神様にお参り。洗い米、お酒、果物をお供えしてろうそくを立てて今年1年の作業の無事をお祈りします。そのあと炉で火おこし。新聞紙を丸めて火をつけ乾いたスギの葉を乗せるとあっという間に火がおこります。今日はおぜんざいをいただきます。
ぜんざい担当のもの以外は山頂でシカよけのネット張り。昨年ユズの若木の樹皮がシカにかじられ木が枯れてしまいました。幸い横からわき芽が出てきたので今年は絶対にかじられないようにネットを張ることに。まず木の周りの土をネットの大きさに合わせて少し掘ります。そこにネットを埋める感じでたてて・・・。。
ネットの端を同じ色の針金で綴じ付けて行きます。後は大きなピンをネットにくぐらせて土の中に差し込んで動かないように固定。
ユズの木2本とブラックベリーの木にネットを巻きました。黒柿もあるのですが、柿は渋があるのでシカは食べないとのことなのでこれはネットなし。なかなかうまい具合にできました。作業の後は美味しいおぜんざい。Oさんが小豆を家で煮て持ってきてくれていました。これが薄味で絶妙の美味しさ!
写真左は同じくOさんのお持たせのメザシの若干し。遠火の強火で焼いためざしは超美味でした。ほかに皆さんが持ち寄ったおにぎり、お漬け物、お饅頭、おせんべい、ミカン、干し柿でテーブルの上はあふれんばかり。おぜんざいをいただいた後、K先生と会長は地主さんにご挨拶に。その直後I先生が来られました。甘いものが大好きな先生は、空っぽのお鍋を見てがっくり。先生は昨年の12月16〜30日までブラジルに行かれてました。写真右はお土産のバナナチップス。ブラジルの料理用のバナナをチップスにしたもので甘くなく塩味です。
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<里山の様子> |
あまり生き物は見られませんでしたが、池の中ではメダカが泳いでいました。今日ここに来る途中で見た温度計は9℃、とても暖かな日でメダカもムズムズ動き出したのでしょうか。山頂のウメの木についているカヤランから吹き飛ばされたのか1mぐらい離れた木の幹の2ヶ所に小さなカヤランが根付いていました。ウメの木はカヤランが着きやすいとのことです。 |
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カヤラン1 |
カヤラン2 |
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ウメの木は枝を昨年変な時期に切ったので、今年は花は見られないかも・・・と思っていましたが切り残した枝の先にたくさんつぼみがついていました。結構膨らんでいるので来月には花が見られるのではと思いましたが、ここの梅は桜とほぼ同じ時期に咲くんだそうです。 |
コップと花瓶を作るために青竹を切ってきました。竹の外側についているのは水滴・・・ではありません。なめてみると甘い! 竹の幹から出てきた蜜です。竹はサトウキビの仲間なので蜜が出るんだそうです、知りませんでした!! |
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●第10回里山保全作業 2010年2月7日 (日) |
参加者:先生1名 会員8名 |
朝起きてみるとうっすらと雪が。宝塚市内で積もっているということは三田・里山辺りではどれくらい積もっていることか。ということで山道を避けて176で新三田まで行く。大きな道は雪はなく無事新三田に到着。その後里山へ。日が当たっているところは大丈夫だが里山に入る直前の道がバリバリに凍っていてそろそろ進む。ここも無事通過。日陰の部分は雪がたくさん残っていた。
池に氷が張って雪がうっすら残っていた。今日は池の北側と東側の斜面の手入れ。ここは3年ぐらい手を入れていない。ササはあまり茂っていない代わりに木がだいぶ大きくなっている。
今緑色の葉がついているものはまたすぐに大きくなるのでばっさり切ってもよいとのこと。葉がついているものはほとんどがイヌツゲとヒサカキ。ツツジ・クロモジは残しておこうということになった。ツツジは今葉芽が何ミリか出ている、クロモジは木肌に斑点があるのでこれで見分けるようにと。でも結構難しい。時々「あ、切っちゃった、ごめんね」と木に謝る声が聞こえる。太い木はナタでは歯が立たず、ノコギリで根元から切る。写した方向が違うのでちょっと分かり辛いが、左:伐採前、右:伐採後。かなり見通しがよくなったでしょう?ツツジの木が結構あったので春にはたくさん花が見られるでしょう、楽しみ!
お昼はTさん手作りのお稲荷さん(なんと30個も作ってくださった!)と、Oさん手作りのお漬け物、具沢山の豚汁。美味しかったです!
食後1時間ぐらい作業をして今日は終了。下の写真左はウラジロ。茎に弾力がありこれでカゴを編めるそうです。アケビやフジのつると違い、つやつやした光沢があるので上品なカゴができるそうです。右は山頂の様子。真新しいシカのフンがありましたが、ユズの木は無事でした。
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<里山の様子> |
前月と変わりありません。今日はルリビタキ♀を写真に撮ることができました。ただし200mmのレンズなのでほんの豆粒ほどに。ほかに、モズ、ヤマガラ、セグロセキレイを見ました。 |
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ルリビタキ♀ |
モズ♀ |
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