東北自然満喫の旅

今日はいよいよ白神山地散策。ここは白神山地は青森県と秋田県にまたがる広大な山岳の総称。この中で人為の影響がほとんどなく、世界最大級のブナ林で占められている16,971ヘクタールが1993年(平成5年)12月にユネスコの世界遺産として登録された。この地域には核心地域(原則として、人手を加えないで自然のまま残す地域)と緩衝地域(必要に応じて一定の行為を規制し、現状の保全を図る地域)があり、今回私たちが訪れるのは緩衝地域にあるブナ林散策道と暗門(あんもん)の滝。が、暗門の滝登山道は残雪で通行禁止になっていたためブナ林の散策のみとなった。なお暗門の滝への歩道は6月29日に開通したそうで、3日違いで歩くことができなくとても残念。
まずは白神山地への入り口となるアクアグリーンビレッジへ。ここから少し歩くとブナ林散策道の入り口に着く。ここで森林環境整備協力金(強協力証制ではありません)を300円以上を払うと左のような協力者証がもらえる。協力費を払って入山。散策歩道の中にトイレはないのでここで済ませること。
    
ブナ林の散策は約1時間。遊歩道に入ると足の下にはふかふかの落ち葉の感触が。ブナは秋には葉を落とし地表は腐葉土で覆われる。この腐葉土に水分が蓄えられるのでブナ林は森のダムとも呼ばれている。
遊歩道1
左は緑の光が降り注ぐブナ林の中。
右の写真の先頭、M先生が持つ杖は林道を少し入ったところにおいてあった枯れ木。登山者用に程よい長さのものが何本もおいてあった。

大きな倒木のところで小休止して記念撮影。このあたりではギンリョウソウをたくさん見ることができた。
遊歩道2
ブナ林の散策を終え、今日の宿泊地の八幡平(はちまんたい)温泉郷へ。宿泊予定の八幡平ロイヤルホテルの前には県民の森が広がる。早速S先生のお話を伺いながら森を散策する。立ち並ぶシラカバが美しい。
県民の森シラカバ