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3日目、ホテルのカーテンを開けると雨。早速天気予報を見ると昼から雨あしが強まると言う。今日の八幡平山頂は歩けるんだろうか。近くにある乳頭温泉(実は最初は予定に入っていたが、急遽八幡平山頂散策に変更された)に入るのもいいと思うのだが・・・。I先生はきっぱり「行きます!」と言われる。それに参加者は山歩きのベテランぞろい。さっさと荷物の中から雨具を取り出して着用。さすが!! |
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バスにて八幡平山頂に到着。雨がひどくなり風も吹いている。山頂はガスに覆われ周りの景色はまったく見えない。だが遊歩道はコンクリート作りで雨でも歩くのに支障ないようだ。入り口より反時計回りに歩くことにする。雨にもかかわらずみんなしっかりカメラを持ち山頂の花を写す用意をする。少し行くとまだ雪が残っているところを通過。途中のガマ池もまわりは雪に覆われ水面はガスでほとんど見えない。やっと山頂に到着。見晴台があるのだが誰も上がってみようとしなかった。そこからめがね池、鏡池を通って駐車場に戻る。この二つの池もほとんど見えない。山頂からの景色は楽しめなかったが、6月の下旬に雪を踏みしめて歩けて感激。またフキノトウ、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ゴゼンタチバナ、シラネアオイ、オオバキスミレ、ウワズミザクラなどたくさんの花を見ることができた。 |
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八幡平の山頂をあとにして次は大沼湿原へ。ここは標高1000m近くに位置する湿原で高山植物の宝庫。木製の遊歩道がきちんと整備されていて歩きやすい。コバイケイソウ、レンゲツツジが咲き乱れる中を散策する。今年は例年になくコバイケイソウ・レンゲツツジが見事だそうだ。イワハゼ、ハクサンチドリ、イワカガミなどを観察。気の早いニッコウキスゲも何本か咲いていた。大沼横に建つレークインにて昼食。バスの運転手さんがきりたんぽ定食を注文してくれていた。山頂と大沼の雨の中での散策で冷え切った体に熱々のきりたんぽ鍋のおいしかったこと! |
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昼食後はいよいよ最終訪問地の小岩井農場へ。小岩井農場は総面積3,000ヘクタール(900万坪)、東西に5km、南北に13kmもある農場だ。ここのまきば園では牛の乳搾りやシープ&ドッグショー、羊毛を使ったクラフト教室などいろいろな体験ができる。又4月下旬から11月上旬までは案内バスが運行され普段は見ることのできない農場の施設を見ることもできる。乳業工場の後ろには宮沢賢治ゆかりの『狼森(おいのもり)』があるという。今日はさすがに雨の中に出かける人は少なく、おみやげ物を見たり、チーズケーキやソフトクリームの味見をしてすごした。 |

小岩井農場まきば園を入り口付近より見る |
17:40無事花巻空港に到着。運転手さんとガイドさんに別れを告げ伊丹へと向かう。世界遺産のぶな林の中を歩き、たくさんの高山植物を見ることができて、自然を満喫できたすばらしい旅だった。 |