エコツアースペシャル 2005
東北自然満喫の旅
青森空港・ねぶたの飾り

6月25日(土) 伊丹空港→青森空港⇒八甲田⇒奥入瀬渓流十和田湖⇒西目屋村
6月26日(日) お宿⇒白神山地(白神山地エコツアー)⇒八幡平温泉郷
6月27日(月) お宿⇒八幡平山頂八幡平レークイン⇒田沢湖⇒小岩井農場
⇒花巻空港→伊丹空港


今年度のナチュラリストオプショナルツアーは東北での自然観察でした。
『野生生物を調査研究する会』の先生方4名に引率して頂き、東北の自然を
堪能してきました。1日目、2日目は梅雨にもかかわらずよいお天気、3日目は
一転して土砂降りの雨。でも『、雨ニモマケズ』八幡平山頂と大沼湖の植物を観察
してきました。今回のツアーで見ることのできた植物は花・アルバムにまとめて
写真を掲載していますのでどうぞご覧ください。

青森空港到着後早速観光バスに乗る。これから3日間お世話になる秋北バスである。バスの中にはガイドさんの手作りの行程地図が。お誕生日3日前の20歳の秋田美人のガイドさんはとても楽しい方でした。
手書き行程集合写真
一行はバスに乗り込み、睡蓮沼へ。ここはスイレン科のエゾヒツジグサが自生していることからスイレン沼と呼ばれている。八甲田山中にはたくさんの湿原があるがここからの眺めが一番雄大とのこと。写真正面に見えるのは八甲田連峰のひとつ、高田大岳。標高980mのこの沼の周りはアオモリトドマツ(オオシラビソ)に囲まれている。他に、レンゲツツジ、ミツガシワ、ワタスゲ(種穂)、イワカガミ、ベニバナイチゴの花などを観察。ここはJR路線観光バスの「睡蓮沼」停留所で降りて目の前の階段をトントントンと何段か駆け上がるともう目の前にはすばらしい眺めが広がっているというお勧めスポット。
睡蓮沼と高田大岳
ついで、奥入瀬渓流へ。奥入瀬渓流は相坂川上流の十和田湖町子の口から焼山までの約14kmの渓流を言う。全行程を会歩くと3時間以上かかるのでまず石ケ戸(いしげど)でバスを降り付近を散策、再びバスで玉簾の滝まで行き、ここより奥入瀬の流れに沿って銚子大滝まで遊歩道を歩く。途中にはいくつもの滝や大きな岩があり流れは変化に富んでいる。湖の水門によって水量が調節されているので川の水量が年間を通じて変わらないため川の中の岩には美しいコケが生え木が育っている。
渓流苔むした岩
銚子大滝
奥入瀬にはいくつもの滝があるがその中でも銚子大滝は幅20m、高さ7mの水量豊かな滝。落差と水量のため奥入瀬を逆上して十和田湖に入ろうとする魚を拒む魚止めの滝とも呼ばれている。このため十和田湖には長い間魚が棲めないと言われていた。現在はヒメマス、サクラマスなどが放流され、そのほか数種類の魚が棲息している。
十和田湖の乙女の像の前で記念撮影。ここでこんな看板を発見。昨年知床に行ったときにも確か「熊注意」の看板がありましたっけ。
乙女の像熊注意看板
十和田湖は青森と秋田の両県にまたがる標高400mにある二重カルデラ湖。青く澄んだ水をたたえ、遊覧船で約1時間の湖上の旅を楽しむこともできる。十和田湖湖畔を散策の後、発荷峠(はっかとうげ)を経て本日宿泊の西目屋村(にしめやむら)「白神館」へ向かう。
十和田湖遊覧船