第2日目 ケアンス到着〜市内観光 (9月9日)
眠い目をこすりながら・・・

<ハプニング:その1>
無事ケアンズ空港に到着。やれやれ、と思ったら手荷物受取のコーナーでいくら待ってもT御夫妻のトランクが出てこない。もうすでに何周も回っているのでこれ以上待っても出てこないのは確実。係りの人に「Baggage missing」と言いながらBaggageClaimのカウンターに向かうと、そこになにやら見慣れたトランクが。どうやら荷物を積み下ろしする際にプラスチックの引き手が割れてしまったらしい。それでClaimカウンターに運ばれたらしい。それなら一言アナウンスしてよ〜と思う。スーツケース自体の保障はできないと言うことでとりあえず荷物を手に外に出る。今回のツアーはJTBのツアーに乗っかったものなので、全てJTBの人が取り仕切ってくれる。無事担当の人とめぐり合いう。彼女もスーツケースの破損の保障はないと言い、とりあえず「この旅行で壊れれました」と言う証明書だけ発行してくれるらしい。JTBを利用しているほかのグループも同じ場所に集められ人数確認、手荷物以外の荷物をバスに積み込み(これはホテルまで運んでくれるらしい)市内のJTBのラウンジまでバスで移動、諸注意を受ける。

<ハプニング:その2>
JTBラウンジで予定表を手渡されを確認すると、11日の午後の「どきどき夜行性動物探検ツアー」がない!あわててJTBの方に予約してもらう。

ケアンズの朝

JTBラウンジで手続きを終え、円をオーストラリアドルに換金してもらう。換金レートは1A$=¥100.908。朝食がまだなのでみんなで外に出かける。とてもいいお天気で空は真っ青、まだ朝早いので木の陰が黒く長く伸びている。空気は澄み切っていて素晴らしい旅の始まりを予感させてくれる。芝生の上には黒い鳥が。日本のセキレイのように尻尾が長く、それを振り振り芝生の上を跳ねていく。後で調べたらヨコフリオウギビタキという名前の鳥だった。これ以降もホテルの近くや行く先々でたくさんの鳥を目にした。朝早くから開いていた店でほっと一息つく。ただし夜中の3時の食事でおなかがすいていないと言う人もいて思い思いに写真を撮ったり外のテーブルでくつろいだりする。

市内観光に出発!

JTBでもらった小雑誌が乗車券代わりで、これを見せれば市内を循環しているマイクロバスに乗って移動できるらしい。私たちの止まる「メルキュール・ハーバーサイドホテル」は少し市街地から離れている。歩いても30分ぐらいの距離らしいが荷物があるときなどはやっぱり乗り物があると便利。

荷物をバスの中に積み込み半日市内観光の始まり。バスは「エスプラネード」と呼ばれる通りを郊外に向かって走っていく。ここは海沿いに伸びている通りで、海岸側は長い遊歩道が続いている。ケアンズの海岸はビーチではなく潮が引くと干潟が現れる。そこではたくさんの野鳥が見られると言うので期待が高まる。市内観光は、干潟は車窓からの見学のみ。ホテルが海岸沿いにあるのでまたゆっくりと観察できると思う。

ケアンズトロピカルズー


最初に訪れたのはケアンズトロピカルズー。中に入ったところで今日のガイドさん(名前は忘れました、すみません、とても日本語がお上手でした)に集合時間と集合場所を指示してもらい各自自由行動に移る。ここの動物園はコアラやカンガルー、クロコダイル、ウォンバット、カソワリーなどオーストラリアの珍しい動物が集められている。ここではコアラを抱っこしての記念写真もOK(これは有料)。また抱っこはできないが無料で木に上っているコアラと記念写真をとることもできる。無料のコアラと記念撮影の後カンガルーを見に行き、その後ウォンバットとカソワリーを見たところで時間切れ。バスに戻り次の目的地「バロン渓谷」へと向かう。

オーストラリアでは十字路はロータリーになっていて信号が少ない。右から来る車が優先で流れていく。さすが土地が広いオーストラリアだなと感心。日本だったら真ん中の空間が無駄(?)と言われてしまいそうだ。大都会ではどうか知らないが、ここケアンズではそんなに交通量も多くなく、信号の必要がないこともあるかもしれないが。車のスピードを落とさせるため道路の真ん中が盛り上がっている場所もあった。ブラジルやニュージーランドにも同じようなものがあったのでこれは南半球での流行?

軽食ですきっ腹をなだめる?

途中でスミスフィールドショッピングセンターに立ち寄りガイドさんお勧めの店でミートパイを買い、ミネラルウォーターを買って昼食にする。こちらのミートパイはとても大きくて一つでおなか一杯!しかし・・・昨日から満足な食事をしていないなぁ。ショッピングセンター内にあった肉屋をパチリ。Chickenの文字が並んでいるので鶏肉屋さん?

バロン渓谷の入り口で

バロン渓谷国立公園の入り口に到着。ここは世界遺産に登録されている。バスを降りて川沿いの道を少し歩く。ここでも時間の制限があり、さっと見るだけにとどまった。木の根元に大きなトカゲがいて写真を撮ろうと寄って行くとするすると木に登っていった。がけになったところで兄弟らしい子供たちが岩の上から川に飛び込んでいた。結構高いところなのに平気で飛び込んでいく。「Nice!」と声をかけ写真を撮ろうとするとうれしそうに何回も飛込みをやってくれた。子供ってどこの国でも元気一杯ですね!

さあ、自由時間です!

市内観光ツアーが終わりお約束の免税店ご案内。ざっと店内を見ているうちに2時が過ぎたのでホテルにチェックインすることにする。ホテル行きのバスが出るJTBラウンジは免税店の斜め向かい。早速小冊子を見せてバスに乗り込む。ホテルに到着し無事チェックイン。人数が奇数になったためツインの部屋にエキストラを入れてもらって一室だけ3人部屋にしてもらった。(全員一人になるのは不安と言うので)3人部屋はシングルベッドが3台並びほとんどくっつきそう。そのときはなんとも思わなかったのだが、ほかの人の部屋を訪問して大発見。ほかの二人部屋は全てセミダブルベッドでとてもゆったりしている。確かに、この部屋にセミダブルは3つ入らないよな〜残念。

部屋に荷物を持ち込み入れ替えて身軽になったところでカメラを手にホテルの前の海に出てみる。海沿いに木を敷いたボードウォークが続きその向こうは海。海といってもケアンズ市内の海岸線は干潟になっていて泳ぐことができない。そのため2003年にスイミングラグーンという無料のプール(人工ビーチもある)が作られた。ちなみにここでは公園や道端などの公共の場所ではアルコールを飲むことは禁止なので、泳いだ後ほっと一息ビールを・・・ということはできない。

干潟はちょうど干潮でずっと向こうまで海底が見えている。そしている、いる、たくさんの鳥!干潟の中だけでなく海岸とホテルの間に広がる芝生に生えた木の上からも鳥のさえずる声がひっきりなしに聞こえてくる。ゴシキセイガイインコ、カバイロハッカ、シマキンパラ、ミツスイ、ズグロトサカゲリ、カタアカチドリ、ホウロクシギ、ツチスドリなどを観察。ゴシキセイガイインコは南洋の鳥らしく派手な色合、カバイロハッカは日本のムクドリに似ているが目つきが鋭い。鳥に関してはケアンスの鳥にまとめてありますのでご覧ください。

ゴシキセイガイインコ                 カバイロハッカ

やっとまともな食事にありつけた

さてほぼ24時間ぶりのまともな食事!この日はホテルのレストランでとることになっていた。1階(と言っても英国流にGroundFloor、エレベーターのボタン表示は2階が”1”と表示されている)のレストランに向かい、早速オーストラリアワインを注文。食事は、前菜・メイン・デザートとも3種類の中から選べる。前菜の生牡蠣がとてもおいしかった。メインディッシュはビーフを頼んだもの9名、魚を頼んだもの2名と圧倒的にビーフの勝ち。だって本場のオージービーフを食べてみなくっちゃ。そのビーフですが、ホテルのレストランなのでこぎれいに盛り付けられてくるかと思いきや、すごいボリューム。程々に柔らかく、おいしくいただきました。デザートもおなかに収まり、満足!